
運動器系疾患(腰痛)
腰痛編・・・68例
腰痛(腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などを含む)ついて症例を紹介するページです。
対応エリア:舞鶴市、福知山市、綾部市、京丹後市、小浜市、大飯郡高浜町、兵庫県丹波市などです。
岸本はり灸院では、ギックリ腰や座骨神経痛など、日常的に起こりうる症状の他、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰痛の方や、圧迫骨折後の痛みなど非常に多く治療しています。
腰痛は、日本に住むほとんどの方が経験する症状といわれています。
急に腰が痛くなる、いわゆるギックリ腰は痛みが非常に強く日常生活に与える影響は大きいです。当院ではギックリ腰の治療も積極的に行っております。一方、同じ症状が1ヶ月(もしくは3ケ月)以上続く腰痛は慢性腰痛といわれます。
慢性腰痛は、50%は腰に問題がありますが、社会心理的要因が約半数を占めるといわれてもいます。つまり50%は腰以外に問題があるとされます。例えば、仕事が忙しいという心理的なプレッシャーから腰痛を併発すると、腰を治しても、プレッシャーが無くならない限りスッキリしないことがあります。これが社会心理的要因と呼ばれるものです。
当院においても開院以来、腰痛の方は非常にたくさんご来院いただいています。
2017年から2023年までに初診で来院された方の症状を表に分類しました。
分類の対象は、初診時に腰痛を主訴として来院された方です。
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
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ギックリ腰 | 17 | 11 | 8 | 8 | 5 | 8 | 2 |
慢性腰痛 | 8 | 29 | 21 | 21 | 19 | 14 | 26 |
椎間板ヘルニア | 4 | 5 | 4 | 5 | 3 | 3 | 5 |
脊柱管狭窄症 | 3 | 9 | 4 | 6 | 4 | 5 | 4 |
背部の痛み | 5 | 4 | 5 | 3 | 7 | 4 | 5 |
わかりやすさを優先するために
・坐骨神経痛や殿部痛は「慢性腰痛」に分類しています。
・病院で診察を受けておられない場合は、下肢痛や下肢にシビレがあっても「慢性腰痛」に分類しています。
症例一覧
*以下の項目で、脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアと記載があるのは医師の診断によるものです。症状や病名の後に???とあるのは診断されていない人です。
*個人が特定されないよう、配慮しています。
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ケース1 60代 男性 脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症と病院で診断された方。左の腰~ふとももの裏にかけてドーンとした痛みとシビレ。左スネにもドーンとした痛みとシビレがあり、歩くと痛みが増し、仰向けで寝ると腰が痛くて眠れないとのこと。
鍼灸治療開始後、3回目の治療終了時に左スネの痛みは消失し、6回目には仰向けで眠れるようになった。
その後、数回治療を行い左殿部にややシビレが残るものの、旅行へ行けるところまで回復。ある有名な海外の山まで登山をされたそうで、その回復ぶりに驚きました。
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ケース2 30代 男性 慢性腰痛
転勤により事務仕事が多くなり、イスに座る時間が増え、新しい職場にも馴染めず、イライラ。寝付きも悪く、仕事の要領もつかめず、焦燥感だけが募るようになっておられたそうです。
徐々に腰も痛くなり、病院を受診されるも骨には異常ないとのこと。でも痛いからとたまたま当院の広告を見られ、来院となる。
治療開始3回目で痛みは無くなりだるさが残る。「痛みがなくなり、ダルさに変わったのはいい反応なので、今の自分を受け入れてください」と話す。以後、徐々に腰のだるさが無くなり、「いわれてみればイライラも寝付きの悪さも無くなった」とお話しされていました。