格好いい中学生

格好いい中学生

舞鶴市の大手千日前交差点で信号待ちをしていた時のことです。

手押し車を押して横断歩道を渡っていた高齢の女性が、車輪をアスファルトの割れ目に取られてしまい、動けなくなっておられました。

 

その様子を目にしたのは、部活帰りらしき自転車の中学生。
一瞬、迷うように見えましたが、すぐに自転車を降りて女性に駆け寄り、手押し車を押して一緒に横断歩道を渡りきったのです。

 

思春期の年頃、誰もが見ている交差点の真ん中で、勇気を出して行動するのは、なかなかできることではありません。
気恥ずかしさもあったはずですが、その中学生は自然に「助ける」ことを選びました。

 

実はその中学生は、私の母校・城北中学校の生徒。
とても嬉しくなりました。今も格好よくいてくれるといいなと思います。

 

そして思うのです。
子どもがこんなにも素直に行動できるのだから、大人である私たちも見習わなければ、と。