当院の紹介
院長ごあいさつ
こんにちは。岸本と申します。
1996年(平成8年)に鍼師・灸師の国家資格を取得し、2000年10月に京都府舞鶴市下安久に鍼灸院を開院しました。2014年に舞鶴市魚屋に移転し、現在に至ります。
「患者さんに、今日できる最良のことは何か?」をいつも考えています。
【役職歴】
(公社)京都府鍼灸師会 普及部副部長就任(2023年まで)
他、青年部、学術部、普及部の各委員、北丹地区・代表など歴任
現在、(公社)京都府鍼灸師会 IT広報普及部委員・組織部委員
外観と院内設備
治療院玄関
治療院の玄関には、どなたでも安心してご利用いただけるよう、手すり、点字ブロック、スロープを完備しています。お年寄りや足元が不安な方、視覚に不自由がある方にも配慮した設計で、皆さまに快適にお越しいただける環境を整えています。
治療室
患者さんのご要望を大切にし、治療室は壁で仕切られた完全な個室をご用意しています。カーテンや簡易的なパーテーションではなく、しっかりとした構造なので、安心してお着替えいただけます。また、プライバシーが守られた空間のため、周囲を気にせずリラックスして治療に専念していただけます。
治療室内観
各治療室には冷暖房と換気扇が完備され、常に快適な環境を保っています。広さは約6畳で、ゆったりとした空間のため、男性の方でも圧迫感を感じることなくリラックスしていただけます。ベッドはくつろいでいただけるよう大きめのサイズを採用しており、カバーやタオルには手触りの良い今治タオルを使用しています。
当院の新患データ
(2020年~2023年)
- 期間:2020年1月1日〜2023年12月31日
- 対象:初めて当院に来院された方(再来は除外)
- 総数:430名(実人数)
性別構成比率
治性別構成比率は、年々男性の比率が高まる傾向にあります。
25年前は、奥さんに言われて渋々来院されていた方が多かったですが、今は積極的に健康維持増進に取り組まれる方が増えました。良いことです。
年代別構成比率
年齢別に分類すると、30歳代が最も多いです。
鍼灸院のイメージって、お年寄りが行くところ的なイメージを持たれるかもしれませんが、現実は違うということですね。
主訴別比率
分類した項目はそれぞれ下記の症状を指します。
運動器の症状とは、肩こりや頭痛、腰痛、膝の痛み、腰椎ヘルニア、頸椎ヘルニアなど
耳の症状とは、突発性難聴や耳鳴り、めまい、難聴など
婦人科系の症状とは、月経痛や妊活中の方、逆子など
自律神経の症状・その他とは、症状が多岐に渡り、分類するのが難しいものを指します。心身の疲労、眼精疲労、不眠症、抑うつ状態、顔面神経麻痺、国の指摘難病などです。
その他にもたくさんのお悩みを抱えた人が来院されます。
ここ数年ですと、逆流性食道炎やコロナ感染後の後遺症で来院される方が増えました。
因みに、全国どこの治療院でも運動器の症状は来院者の70~80%を占めると言われますが、当院は66%程度です。
運動器の症状以外でお越しになる比率が、全国平均と比べて、やや高く、その内訳は、耳の症状が12%、婦人科系の症状が9%、自律神経の症状・その他が13%です。
たくさんの不調やお悩みを持った方に、的確な鍼灸施術をしたいと思うのが、私の願いです。
鍼灸治療
鍼とお灸
鍼は全て使い捨てです。鍼は、非常に細く0.10㎜~0.14㎜のものを症状やその日の状態に合わせて使い分けます。
お灸は「もぐさ」ともぐさを「炭化」させたものを使います。どちらも火傷にならないように配慮しており、最近は煙や匂いの少ない炭化させたお灸を主流にしています。理由は患者さんの服や髪に匂いが残りにくくするためです。
鍼通電
鍼に電気を通す治療方法です。
人の皮膚は高性能なアースです。外側から強い電気を流しても、皮膚表面にしか電気は流れません。これは生理学的な事実です。しかし、体に刺入された鍼に通電すると任意の筋肉を刺激したり、脳や特定の部分への血流が上がることが確認されています。これは鍼灸にしかできないことです。
体の痛みやスポーツ障害、うつ症状、不眠など幅広く応用できます。
ピコリナとセラミック温灸
【セラミック温灸(写真左側)】2022年に導入しました。温度をセンサーで管理し、適温を保ちます。逆子の灸などに最適です。
【ピコリナ(写真右側)】2021年に導入しました。従来の鍼通電よりソフトで、かつ微調整が可能なものです。特に気分がすぐれない時や抑うつ状態への頭皮の鍼通電に適しています。
スーパーライザー
2014年に導入しました。近赤外線を照射します。
京都北部では、当院と福知山の病院で使われています。
レーザーを照射することにより、自律神経の過緊張状態を緩和します。
めまいや突発性難聴、腕のしびれ、不妊症やうつや不眠、自律神経系の症状など多くの症状に対して効果的な施術が行えます。いうなれば、鍼灸治療の範囲を広げるものです。また、潰瘍性大腸炎や過敏性腸症候群など多岐にわたり、副作用らしいものは眠くなるぐらいです。
電子温灸器
お腹の冷えや風邪の引き始めに使用します。電気で温めるので、お灸の煙や匂いも気になりません。センサーで温度が制御されているため、火傷の心配もありません。うとうと寝てしまう方もいらっしゃいます。