実人数と延べ人数の違い

2025.11.12

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実人数と延べ人数って?

「実人数」と「延べ人数」って聞かれたことはありますか?
実は、治療院の実態を知るうえでとても大切な考え方なんです。

 

たとえば腰痛の患者さんが10人来たとしたら…

その10人がそれぞれ5回ずつ治療を受けたとすると――

  • 実人数は「10人」
  • 延べ人数は「50人」

になります。
さらにそのうち3人が同一年内に再発して、また5回ずつ通ったら――

  • 実人数は変わらず「10人」
  • 延べ人数は「65人」

になるんです。

「え?同じ10人なのに65人?」ってなりますよね。
でも、これが延べ人数のカラクリです。

 

改善した人数を数えるときは?

たとえば10人のうち7人が腰痛改善したとしたら、答えはシンプルに「7人」です。
これは実人数でなければ数えられません。
延べ人数だと「65人のうち7人改善」なんて誤解を生んでしまいますから。

 

広告の数字を見るときのコツ

ときどき広告で見かけますよね。
「○○年で○万人を治療!」
これ、多くは延べ人数です。

「実際に何人の方が来られたのか?」という実人数で考えると、より実態に近いイメージが持てると思います。

 

当院の場合は…

ちなみに当院では、2020年~2023年の4年間で新患さんは430人。
これは延べ人数ではなく「実人数」です。

数字の見方ひとつで、ずいぶん印象が変わりますよね。
治療院を探すときの小さな参考にしてみてください。