
婦人科系
月経痛ついて紹介するページです。
対応エリア:舞鶴市、福知山市、綾部市、京丹後市、小浜市、大飯郡高浜町、兵庫県丹波市などです。
岸本はり灸院では、腰痛の治療や肩こりの治療のために来院され、生理に関するお悩みを相談されることが多いです。
生理痛について
女性の体は、生理周期に伴い体温が上昇したり、下降したりします。身体の中で起こる様々な反応を化学的反応といいます。この反応は法則があり、物質の総量の増加、もしくは体温が上昇すると反応が早くなります。簡単に言えば、代謝が高くなると考えてください。逆は反応が鈍り、代謝が悪くなる。
物質の総量については割愛します。体温の変化について、女性は男性よりも一月の間に体温が上がったり下がったりを繰り返しますので、体の代謝はまるで違ってきます。この事が、男性よりも女性の方が体調管理を難しくさせているのでしょう。
生物学的には女性は出産・子育てを主に行うため、身体は男性よりも複雑にできているそうです。それによって環境の変化に対応し、生存する確率をあげているそうです。
この複雑な機能が正常に機能すれば問題はないはず。ところがそうはいかないのか、声を挙げられるようになられたのかはわかりませんが、不調の方は増えている。
ここでは生理痛とそれに伴う頭痛、お腹の痛みや張り感。下痢などについて一部ですが紹介します。
婦人科系の疾患は複雑多岐にわたります。ご紹介が一部なのは、当院のみで治療が成立しない場合、あるいは病院への転院を促し、そのまま来院されない場合や、低用量ピルを服用されている場合、どこまでが鍼灸治療の効果か判別が困難であるため一部にとどめました。それに加えて初診から話される方は少ないために、症例集には反映させにくいというのが理由です。
また、運動器系などの症状と違い、1~2回の鍼灸治療で改善が見込まれることはありません。週に1~2回程度の治療を、最低でも3ヶ月もしくは3周期は治療する必要があります。
症例一覧
*個人が特定されないよう、配慮しています。
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ケース1 40代 激しい生理痛とお腹の張り感、腰痛
年に数回、仕事を休むことを余儀なくされる程の激しい生理痛と倦怠感と腰痛にみまわれる方。
当初は腰痛で治療に来られていましたが、そのタイミングがだいたい生理開始日か二日目であったため「ひょっとして(生理痛が)ひどいですか?」とお尋ねすると「そうみたい。治療後は嘘みたいに体がスーッとしてくる」とのこと。
ただ、この方は非常に多忙なため、本格的な治療にはもう少し時間がほしいところ。 -
ケース2 20代 生理痛と腹痛、吐き気
毎月の生理痛と腰痛、吐き気に悩み来院。
吐き気については、妊娠中からあり産科の先生には「出産したら治ると思うよ~」といわれたそうですが、出産後も治らず、現在に至る。
週に一度の治療を目安に、生理痛と腰痛の改善に努めた。現在は薬を服用しなくてもいいぐらいの痛みはあるが、以前と比べれば格段に楽とのこと。
*吐き気については後日、内科的な病気が見つかる。 -
ケース3 30代 生理痛と生理不順
生理痛が年々酷くなり、産婦人科さんを受診するもホルモン療法を勧められたため、他の方法は無いかと当院へ。
生理周期は35~40日と不順で、仕事のストレスも加わって不眠気味でもある。
これらの改善に向け、週に1回の治療を3ケ月続けていただき、8ヶ月間治療させていただいた。その間、生理不順は28~32日で推移しており、生理痛はややあるが十分仕事はできるとのこと。 -
ケース4 20代 生理痛と下痢
生理開始2日前から下痢がはじまり、開始後は水様便となる。お酒が好きな方なので「ストレスにならん範囲で控えめにね~」とアドバイスを送りながら、治療を開始する。
生理痛は、症状が無い状態を「0」。最悪に悪い状態を「10」とすると、現在は3ぐらいになっているそうです。下痢は「お酒を飲まなかったら大丈夫です」とのこと。「ま、ほどほどに(苦笑)」 -
ケース5 20代 生理痛とうつ病
生理が始まる前からうつ症状が強く出現し、外出ができず、食事ものどを通らず、眠れない状態になるそうです。精神科さんにて抗うつ薬を処方され、ここ数ヶ月は落ち着いている。
ところが、今度は生理痛がひどくなり治療を希望された。もともとうつ症状で月に一度来院されていたので、うつの軽減さんと生理痛の改善のために治療を開始する。
現在は、仕事も再開。ご結婚を視野に入れられるまでになった。 -
ケース6 30代 月経前緊張症
仕事に育児に充実した日々。そして優しいご主人。絵にかいたような生活であるが、生理前になるとイライラ、カリカリし、音や光に敏感になりそのうち頭痛が出現する。子供の泣き声やご主人の玄関を開ける鍵の音にイラっとくるそうです。そして生理が始まると更に強い頭痛と吐き気で寝込んでしまう。性格が崩壊しそうとのこと。
婦人科で月経前緊張症と診断。
頭痛はセロトニンという物質の減少によるものなので、性格の偏りと断定はできません。痛みを我慢することで、気持ちに余裕がなくなり、他者へきつく当たってしまったりすると、家族からの信頼や社会性を失墜させるものになってしまいます。我慢せず治療をしま
しょうと提案。
現在は、生理周期とは関係なく頭痛はあるが、薬はいらない状態で、頭痛のある日も月に2日以内と安定している。 -
ケース7 30代 月経前緊張症
生理前になるとイライラと全身のかゆみが出る。感情的に爆発しそう。肩こりと首のつまり感が強く、腰痛もあるとのこと。ご主人からの何気ない一言でプチっとなってしましたそうです。
生理が始まると、そこまでしんどくなくなるそうで、病院では月経前緊張症ではないかとのこと。
まずは、現在一番強い症状を改善することをメインに治療を行いました。ある程度、症状が取れたので、現在は月経前にお電話をいただき、ストレスの緩和になるよう鍼灸治療を行っています。 -
ケース8 30代 月経前緊張症???
患者さん「私、PMS(月経前緊張症)だと思います」
私「だと思います?」
患者さん「イライラが激しいんで、間違いないです」
私「月経の始まる何日前からイライラしますか?」
患者さん「14日前からイライラします」
私「冷静にいきましょう。PMSだと3~7日もしくは3~10日とされます」
患者さん「え?うそ!」
私「絶対外れとはいいませんが、他になにかイライラの元はありませんか?」
患者さん「・・・あるようなないような・・・」
私「もしかして、毎日イライラしていませんか?」
患者さん「は!・・・あたってます」
私「あたるって、占いじゃないんだから」
患者さん「ほんまやね~アハハッ」
やっと笑顔が見れました!
ガス抜きは、ちゃんとしないとね。 -
ケース9 20代 月経困難
20代に入ってから徐々に生理痛がひどくなり、就職後はさらにひどくなったそうです。ロキソニンを飲んでやっと仕事に行ける時や飲んでも行けない時もあるそうです。
遠方からの通院につき、月に1回の施術ペースではあったが、4回目の治療の際に、今月は楽でしたとのこと。
7回目の治療の際、この3ヶ月は薬を飲まずに過ごせていますとのこと。【当院コメント】
一つ興味深いお話があります。
前向きや肯定的、悪くなる事を考えないように工夫する人の方が、早くいい結果が出やすいそうです。この逆の考えの方やうつ、うつ状態の方は時間がかかる傾向にあるそうです。
それができれば、誰も苦労はしないよって話ですね。 -
ケース10 30代 月経前緊張症
月経前になると些細なことでイライラ。肩こりと腰痛、首がゴリゴリに凝って来る。
排卵日から月経開始までの期間に鍼治療を行いましょうと提案し、家では、有名なツボにパイオネックスというペタッと貼るタイプの鍼をしていただきました。
治療開始日が月経初日であったので、お腹はカチカチでしたが、ご本人も驚くほど軟らかくなったと目を大きく開いて帰宅されました。2回目の治療開始前の問診で「実はいつも1週間から10日ほどダラダラと出血があったのが、3日でぴたっと止まった。これは鍼の効果ですか?」と患者さん。「1回しかしていないのでそれはわからない。そうだというのは簡単ですが、何より観察が大事ですから定期的に通院されるなかで、そうだといえるものが出てくるのではないか」と私。
現在は、2ヶ月に1回の通院ペースですが、月経にあわせてイライラすることはあまり無くなったそうです。 -
ケース11 50代 月経にともなう腰痛
月経の1週間前から腰痛になり、当院へ。
2回目以降は月経前に腰痛が出たらすぐ見せてくださいと話し、了解を得る。しかし中々タイミングが合わず、2回目は2ヶ月後。4回目は4ヶ月後と観察が全くできない状態。 -
ケース12 20代 お腹の張り感
時々当院に来院される方が「先生、お腹がパンパンや」と開口一番におっしゃるので、「食べ過ぎ?」と尋ねると「今日が月経日で張っている」とのこと。
早速、施術を行い、「パンパンの次はブヨブヨを治してもらわんと~」と仰るくらい下腹部は軟らかくなりました。ブヨブヨは・・・うちじゃ門外漢です。 -
ケース13 30代 月経前緊張症
月経前緊張症とのことで、通院を開始。
通院間隔は、週に1回を3ヶ月程度、その後、2~3週に1回を数ヶ月。
現在は、体や気持ちがしんどくなったときにご来院いただいています。【当院コメント】
月経(生理)に関連してのケースは実に多いのですが、初診で伺うことは少ないのは残念なところです。鍼灸治療は症状緩和に役立つものですので、是非、知っていただけましたら幸いです。