個室 -2-

2025.07.09

日常

治療院設計の時のこと。

 

当初、工務店さんは「個室」に対して疑問を持っておられたようです。

それはおそらく目線の違いからだと思います。

建築のプロの目線では、部屋の向きをそろえた方が、部屋の光量や風通し、室温の管理という面からもいいですと仰ってくださいました。

 

が、私の治療家目線では、患者さんの挙動に注意を払うので、待合室から中へ入られた時に、どう見えるかです。

鍼灸院には健康状態の悪い方がお越しになるので、パッと見て「あのベッドまで行けばいいのだな」と思ってもらえる方がいいと見解を伝えました。

 

これは目線の違いですから、良いとか悪いとか、どちらが優れているとか言った話ではありません。

一方、他の間取りや看板の位置も含め、建築のプロの意見は素晴らしいものだと思っています。

 

いいよね。プロとプロって!

 

お世話になっている工務店さんは、アフターサービスもしっかりです。

複数の下請けさんたちの断片的な話を繋ぎ合わせると・・・

「お客さんが言うとおりするのは、誰でもできる。お客さんの言われること以上のことや、プロとして気が付いたことを伝えて、お客さんに提案しなさい」的な話をされているようです。

 

いいですね、プロって!!